奏多は2ヶ月ほど前から
‘’浮気‘’をしている

実際に現場も見たし、
噂も耳にはいる

「奏多くん、昨日3組の子と一緒にいたって!」

「知ってる知ってる!」

こんな会話は何回も聞いた
聞くたび胸が痛んだ

ある時は
朝に私の家の前で
知らない女子生徒と何回もキスをしていた

乃亜には奏多の浮気のことで
よく相談していたから
乃亜も浮気については知っている

「そう、、
確かにおばさんが嘘をつくとは思えないもんね」

「うん」

「奏多のことまだ好き?」

「うん、いっそ嫌いになれたらいいのにね」

「無理する前に覚悟決めなね」

「そうだよね」