それからは順調にいっていたはずだ

「奏多~一緒に帰ろう!!」

「おう」

「今日は何しようか」

「乃亜がおいしいケーキ屋さん教えてくれたよ!」

「よし、じゃあそこ行くか!」

あの頃はお互いに両想いだって信じることができた


付き合ってから数か月後、、、

「おい、きいてるか?、、、おい!」

「えっ?あっごめん!何の話してたっけ?」

そう、このぐらいの時からアイツは
上の空になることがおおくなった


でも「なにかあったのか?」ときいても
「何でもないよ~」と返される

アイツからみて俺って頼りないのか?
そう考えるようになっていった

負のスパイラルからは
なかなか抜け出せないもので
考えれば考えるほど自分の首を自分で
絞めているような感覚がした