冷たい君の不器用な仮面







緊張が張り詰める中、ゆっくりと確実にこちらに近づいてくる足音。








トンっトンっと規則正しい音が響く。









そして、影と光の境目に来ると、足音が止まった。





その瞬間、







ゆっくりと











ーー……ゆっくりと、その人物が影から顔を出した。