冷たい君の不器用な仮面












「__……っんん?!?」











ドンッ







私は唯一動く頭で男を思いっきり突き飛ばす。








だって、だって__っ










いきなりキスされたんだから!!!







「あんた_っ何考えてんの?……最低!!!」







一気に意識が現実に引き戻される。









私は大声で怒鳴り散らし、ガクガクと震える体を必死に治めようとした。








私は……仕事場以外では___っ








「痛いなぁ、もー」






男は突き飛ばされたにも関わらず、あっという間にまた至近距離まで迫ってくる。






「今から聞くこと答えてくれなきゃ、今みたいなことするかもねぇ?そうだなぁ…もっとも〜っとすごいこと♡」








ゾワッ








男の不敵な笑みに鳥肌がたつ。







何、この気迫。緊張感。








男の雰囲気が一気に変わった。







周りにまとうオーラがさっきと比べ物にならないくらい、冷たくなった。










__……この人、ただものじゃない……