……コツ、コツ、コツ
私は規則的に響く自分の靴音を聞きながら、はあっとため息をつく。
私って、欲張りなのかな。
私には小さい頃から太陽がそばにいてくれたのに。
それなのに、毎日を過ごしていて寂しいとか悲しいって思うことが多かった。
___……レイたちと出会うまでは
なんでだろう。
太陽とレイたちと、何が違うっていうんだろう。
私を大切に思ってくれている気持ちは、きっと太陽の方が上だ。
だって、家族のように思ってくれてる程だもん!
……………なのになんで?
なんで無口で無愛想なレイといる方が、安心してた自分がいるの__……?
___やっぱり私は欲張りなんだ……
…………コツ、コツ、コツ
シーンとした辺りが私の靴音をより大きくさせる。
私は考えるのをやめて、ただぼうっとしながら川沿いの道を歩いた。
…………コツ、コツ、……ココツ
__ん?
今、一瞬だけ足音が2つになったような……
__いや、聞き間違いかな
だってさっき、誰も周りにいなかったんだもん
私はあまり気にせず、そのまま歩き続ける。
………コツ、ココツ、コツ、コツ……
……………。
……コツ、コツ、ココツ、ココツ
___っやっぱり足音が2つある!
私はそう確信した瞬間、勢いよく後ろを振り向こうとした__
が
「__っんんん!!」
瞬間、白い布で口をふさがれ私は意識を手放した

