「……ぐすっ」
私は鼻をすすりながら、家への帰り道を1人で歩く。
……ほんと、いつまでもグズグズしてんの私。
私が自分で離れるって決めて、ついた嘘だっていうのに
___あの嘘を言った瞬間の、レイの声と背中が頭から離れない。
……なんで今更『後悔』なんて、してるんだろう
私はレイにとって厄介者でしかなかったんだから、この行動は間違っていない。
レイのため、全部、レイが怪我しないようにするためだ。
___合ってるんだ、私の出した答えは
私は自分に言い聞かせるように、何度も心の中でつぶやく。
シーンとした川沿いが私の不安を煽り、どんどん心細くなっていく。
…………もし…もし、この答えが間違っているとしたら
もし、万が一、レイたちが私のことを厄介者のように思っていないのなら
__私は手を差し伸べてくれた人を、傷つけてしまったことになるのかな
___……まあ、そんな可能性はないんだけど、ね

