冷たい君の不器用な仮面











「__」










レイが一瞬、私の方を振り向こうとしてピタッと動きを止めた。









そして、また窓の外に目を向け直す。









「そうか」









レイはそう一言つぶやき、また黙りこくってしまった。









〜〜っ








なんでそんなに悲しい声を出すの……










迷惑ばっかりかける私なんかに嫌いって言われても、レイにとってはありがたいだけでしょ?









逆に『嫌じゃない』って私が言ってたら、レイはどうするつもりだった?










『そうか』って言って、今みたいに黙る?









気持ち悪いって言って、すぐにでも私を追い出す?








__……いや、違う








レイなら、レイならきっと__









___……ここにいてもいい、って言ってくれるんだ







わかってる。レイはぶっきらぼうだけど、ものすごく優しいってことを。











……だから、だからこそ私は自分から離れなくちゃいけない







これ以上、レイに迷惑をかけて怪我をさせてしまわないように










痛い思いをさせないように








__……辛い思いをしないように…







私は、嘘をついた