「__っふう」
私はレイの病室のドアに手をかけ、1度息をついた。
…心臓がバクバクなって、鼓動が一向におさまらない。
やっぱり、レイにあからさまに嫌そうな顔をされるのが怖いんだ。
私は自分の胸に手を当てながら、横にいるユウに目をやった。
するとユウは何も言わず、小さく微笑んだ。
……ユウは、私とレイが言い合いをしてこんなことになったことを知っているんだろうな
だからこんなふうに、私をゆっくりと見守ってくれている。
そのユウの優しさが、少しだけ私の背中を押した。
もうこれでレイに会うのはきっと最後。
だから、 この限られた最後の時間を大切にするんだ。
……__後悔のないように、真っ直ぐに謝る。
それが私の唯一出来ること。

