「__っユウ!」
__キキッ
私が叫んだ瞬間、車が私の目の前で止まった。
そしてガガガ……と音を立てながら窓が開く。
「……えっ涼那ちゃん?!どこ探してもいなかったのに!」
窓から顔を出したユウが、目を大きく見開きながら私を見る。
それと同時に心底ほっとしたような顔を浮かべた。
そんなユウの表情をみて、私は一気に罪悪感に襲われた。
こんな私のこと、探してくれてたの……?
ここしばらく私はいつもの登校時間も下校時間も大幅にずらして生活してたから、いつも通りの時間に探しても見つからないだろう。
家に行ったって私は大抵いないし、仕事先も明確には教えていない。
それなのに、急に姿を消した私を心配して街中を探し回るユウの姿が目に浮かぶ。
……ああ、私は結局迷惑をかけてしまっていたんだ…
その事実にへこみながらも、改めてユウに向かって頭を下げた。
「何も言わずに姿を消しちゃって、本当にごめんなさい。迷惑かけないようにって思ってもう関わらないようにしようと思ったんだけど__…」
__…逆に迷惑かけちゃった
本当に私って、情けない
私は頭を下げたまま、グッと唇を噛んだ。
そんな私にユウはフっと笑い、窓から手を出して私の頭の上に置いた。
「……?、」
私はユウの行動に頭にハテナを浮かべる。
……怒らない…の?
「もういいよ、涼那ちゃん」
ユウが手を離して頭を上げた私を見る。
「涼那ちゃんが無事なら、本当に良かったよ。」
ユウはニコリと優しい笑みを浮かべ、もう一度私の頭を撫でた。

