冷たい君の不器用な仮面








「__…お前、食べるときすげえ幸せそうな顔するよな…」







ガトーショコラをつつきながら、食べまくる私をじっと見つめる太陽。







…食べてるところそんなにガン見されたくないんだけど








まあ、太陽だしいっか。







「んん?だって美味しいんだもん!!幸せじゃない方がおかしいよ」








「そうだな……もう食べろ食べろ!俺も食べるわ。もう諦めた!」







太陽も私と同じように店員さんを呼び止め、追加の注文をした。







あはは、これ値段やばいだろうな







でも太陽も食べるんだし、いいよね?









太陽は私と同じくらい食べるから、よく一緒にこういう所行くんだ。










ガツガツとスイーツを食べ始めた太陽に、笑いながらふと思う。








……この場面、レイと喧嘩した時と似てるな…








太陽はこんなふうにスイーツとか普通に好きだし、家に遊びに行った時とか持ってくと喜ぶ。









だから、男子ってみんなスイーツ割と好きなんだと思ってたんだけどなあ。








………ん?待てよ…









太陽は、スイーツが好きで……?









それで…………レイは………?











ハッとした。









……あの時、レイがケーキを持っていっても食べずに『後で食べる』なんて言ってたのは









お見舞いを厄介に思ってるわけじゃなくて__








__……スイーツが苦手…だったから…?