冷たい君の不器用な仮面
















__キーンコーンカーンコーン









「ほら太陽!チャイム鳴っちゃったじゃん。教室戻ろ?」







「今はそれどころじゃねえよ!」








太陽は抵抗する私の手を無理やり引っ張り、そのまま歩け続ける。









…どこに行くつもりなんだろう








ていうか、何のために授業サボってまで私をここまで引っ張ってきたの?







__あっ、もしかして私に相談しようとしてくれてるとか?







だとしたら兄貴肌の太陽のことだから、私が頼ってくれなくて勝手に拗ねたことを気にして、無理してでも悩みを相談しようとしてくれてるんだろう








もう私は大丈夫なのに!







私は太陽が私を愛してくれてるってことが分かったから、それでもう十分!







勝手に悲しくなって、勝手に自分で納得して、勝手に安心して、本当私は自分勝手だなって自分でも思うんだけど








それでも今の私は、なんだかすっごくスッキリしてる。







……もしかしたら、自分でも気が付かないうちに不安になっていたのかもしれない








太陽は、本当は私なんかと幼馴染で嫌なのかもしれないって。








それがずっと今まで心に引っかかって、ついにさっきその不安が一気に溢れ出したのかもしれない。







……そう思うと、私ってほんとにめんどくさい






ちゃんとはっきりしないと、いつまでもずっとモヤモヤ悩み続ける。







そのくせそれを直接聞く勇気はなくて、勝手に傷ついて、迷惑かけてる。







……こんな私は、もう捨てなきゃ。






今からでも心を入れ替えて、はっきりとものを人に言える人になろう。






自分に正直になれる人になろう。








……もし、そうなれたなら







__少しは何かが変わるのかな