____ガチャッ
「………っレイ!」
私はドアを開けた瞬間、大きく叫ぶ。
___レイがいた……!
レイは部屋の奥に拘束されていた。
体をぐったりとさせて、苦しそうに息をしている。
「……っ?!お前誰だ!なぜここにいる?!」
その瞬間、数人の男がガバッと私に顔を向け、こちらに向かって走ってきた。
同時にレイもゆっくりと顔を上げる。
その瞬間、バッチリと目が合った。
「……!お前…っなんで」
レイが大きく目を見開く。
「レイを助けに来た!」
私はレイに向かって叫ぶと、部屋の隅に走って移動する。
幸い、見張りの人数は少ない。
部屋だって、そこまで大きくない。
___これなら………
いける!!

