__私はシーンと静まり返る廊下を何とか渡りきり、2階へと続く階段に足をかける。







__怖い





その瞬間、恐怖感がドッと私を襲った。







……何してんの、私。






進まなきゃ








この階段を登って、突き当たりの部屋に行くの。







そしてユウたちに電話をかけて……








___……レイを助けるんじゃない。









……ほら、動いてよ!私の足!





ここで動かなくて、いつ動くっていうの!!







私は小刻みに震える足に喝を入れようと、思い切り叩こうとした瞬間__……











「誰だ__?」









後ろから、人の声がした