レイをさらった暴走族たちのアジトは、思った以上に大きかった。
……さすが、レイをさらうまでのことはある。
木製の古びた大きな建物に、無数のバイク。
その建物の前たむろう大勢の暴走族たち。
見るだけでも足がすくみそうになるほど、迫力があった。
_建物の前で見張っている人数は、ザッと数えて50人ほど。
見張りにしては、少し多すぎるくらいだ。
でも、この大きな建物にはなぜか入口か1つしかない。
建物の正面の中央に、たったひとつだけ。
……まるで、侵入者が入るのを予測して作られた建物のようだ。
この情報も、事前に警官たちが調べてくれたものである。
今私が手にしている地図も、警官たちが作ってくれた。
ここまで協力してくれる警官たちに、心の中で改めて感謝する。

