『ーーそっち見張ってろー……お前はーー』
『ーーサボるなーーおいー…』
…私の目線の先には、たくさんの暴走族たちがいる。
ごちゃごちゃと散らばり、なんだかまとまりがないようにも見えた。
……私はそっと息を潜め、周りの様子を伺う。
そのとき、私の数メートル先で待機しているユウやマスターと目が合った。
『大丈夫?』
ユウがそう口を動かし、心配そうに私の顔を見つめる。
私はそんなユウを安心させるように、笑顔を浮かべ大きく頷いた。
……私が、怖がってちゃいけないんだ。
だって、自分からやるって言ったんだもん。
心配してやめよう、と何度も言うマスターやユウを押し切ってまで、引き受けた役割だ。
……ここで怯えていては、何にも始まらない。
待ってて、レイ。
迷惑をかけた分、私もレイを助けたい。
ーーだから今……がんばるんだ

