ゆらゆら、ふわふわ
君はそんな言葉がよく似合う。

君の近くにいるといつも思うんだ

シリタイ、モットモット

君は夏が好きなのかな、それとも冬?
猫、犬?パン、ご飯?
夕焼けが好きなのかな、それとも朝焼け?

君はどの質問にも答えなかった。
代わりに大きく息を吸って「君は嫌いなものある?」と言いながら息を吐いた。

暑い夏、ゴロゴロ喉を鳴らす猫とべちょべちょのご飯、夕焼け。
頭にはたくさん浮かぶのに、なぜか声にはならなかった。

僕は首を横に振った。