柚季 side

「そんなことより、お話ししよう。あなたの双子の妹について」

「っ!」

「確か……琉衣ちゃんだっけ?」

「あなたが琉衣を語らないで!」

「……実は、琉衣ちゃんを知ってるの」

「え……」

「……私も小さい頃はよく入退院を繰り返してたから、琉衣ちゃんとは友達だったの。だから、琉衣ちゃんは私のこと知ってた」

「……どういう……こと……?」

茂神さんは、理解が追い付いてないみたいだった。

そりゃそうだ。

急にこんなこと言われたって、すぐには受け入れられない。

私だって、琉衣ちゃんが死んだって聞いた時、受け止められなかったのと同時に、自分のせいだって思った。

絶対そうだって。