「実はお話があって、来ました」

「なんですか?」

お母さんは、少し心配した顔をした

でも、それはすぐに晴れることになった

「柚季ちゃんの体を治す方法です」

「!それって……」

「はい。ただし、条件があります」

「……手術……するんですか?」

唖然に取られていた私はそこでようやく口を開いた

「うん。心臓を移植するんだよ」

……なんか、怖い

「でも、それには柚季ちゃんの大きさに合う人を探さなければなりません。柚季ちゃんぐらいの歳の人を」

「私くらいの……」

「だから、その亡くなった人を探さなければならないんです。ですが……柚季ちゃんに合う人がいなくて……。仮に合う人が見つかったとしても、拒否反応を起こして、危険な状態になる可能性もあります。なので、あまりおすすめはしませんが、これしか柚季ちゃんが生きれる方法は……」

そこで先生が口をつぐんだ