柚季 side

「柚季!」

「!お母さん!」

「あぁ~。心配したのよ?」

「ごめんなさい」

「もういいの」

お母さんには、本当に心配かけちゃったな

私は心の底から、申し訳なく思った

コンコン

私の病室の扉をノックする音が聞こえてきた

「はい」

お母さんが返事をすると、先生が入ってきた

「失礼します」

「先生!」

「こんにちは。柚季ちゃん、体調はどう?」

「もう大丈夫です」

「そっか……」

なんで先生来たんだろう?