2日後

私は病院のベッドの上で起きた

「柚季!」

菜々美は私が起きた瞬間、一番に顔を見た

「柚季……」

悠真が私の名前を呼んだ

私の事情を知った悠真はすごく心配していた

「……大丈夫か?」

「悠真……菜々美……」

悠真になんて言ったらいいのかわからなくて、何も言えなかった

「もう~!心配したんだよ?!倒れるは、丸2日寝てるは……」

「俺もびっくりした。……持病、あったのか」

「ごめん。今まで隠してて……」

「いや……」

「……悠真。告白の返事、していい?」

「……あぁ」

私にはもう、悠真だろうと奏多だろうと、答えは決まっていた

「……ごめんなさい。悠真とは、付き合えない」

「……言うと思った。やっぱ、奏多か?」

「違う、そうじゃないの」

「じゃあ、なんでだよ」

……悠真、聞かされてなかったんだ……

「それは……」

「柚季、答えなくていいから。悠真も気を使いなさいよ!」

「……菜々美……もういいの……。もう……」

「柚季……」