先生と私


単純な私はその日から田中先生のことが嫌いではなくなった。

知らないうちに話すようになったり、質問に行ったりするようになった。

そこからというもの、会ったらしょうもない報告とかするようになった。

でもまだその頃は、好きな先生、仲良い先生、その感覚だった。

もしかしたらこの時から、すでに始まっていたのかもしれない…