先生と私

打ち上げが終わり、家に帰った。

卒業式の余韻にひたりながら、ふと先生に書いてもらった卒アルを思いだした。

なんて書いてあるのかワクワクしながら開いてみた。

〝ひなこへ
卒業おめでとう!
ひなこは俺のことさえも気遣ってくれる、
心優しい人でした。
いつも俺のことを頼ってくれるのが嬉しく
て、もっと何かしてあげられることはない
かと考えていたよ。
そう思えたのはひなこが初めてだったし、
ひなこは俺にとって特別な生徒だった。
努力して頑張っている姿を見て、俺も頑張
ろうって思うことができた。
本当にありがとう。
大学でも、ひなこの笑顔と優しい心でたく
さんの友達を作って、楽しい大学生活を過
ごしてね。
本当に卒業おめでとう!〟

読んだ瞬間に涙が止まらなかった。

と同時に、特別な生徒って言ってくれたことの嬉しさで笑顔が溢れた。

もうメールはしない。

そう決めていたけど、勝手に指が動いた。

気付いたら先生にメールを打っていた。

手紙に書いたことと同じようなことだったけど、まだまだ感謝の気持ちは伝えきれなかった。文字でも言葉でも表しきれなかった。

これが本当にラストメール。

そう決めて送信ボタンを押した。

もう夜遅かったので、その日は寝た。