そしてある時、部活で外周するために外に出た時、田中先生を見かけた。

「 ほら! あの先生が田中先生! かっこい〜 」

そう友達がはしゃぐ。

「 え?あの先生が田中先生? そんなにかっこよくなくない? 」

そういう私に

「えー、ひなこの目おかしい!!あんなにイケメンなのに〜 」

と友達たちはまた湧き立つ。

部活が終わって部室や帰り道となれば、また田中先生のかっこいいエピソードを話す友達。

さらさら興味がない私は、「 あー、またこの話か。 」と思いながら聞いていた。




まさかこんなことになるとは、この頃は思いもしていなかった…