先生と私

合格の喜びに浸かるのも束の間、

卒業式が迫っていた。

私は田中先生への感謝の気持ちを手紙に書くことに決めた。

手紙に書いているあいだ、最初は嫌いだったことを思い出して笑ったり、たくさん迷惑かけたなっていう申し訳ない気持ちになったりした。

手紙にはたくさんの感謝の気持ちと謝罪を書いた。

そして最後に、田中先生への気持ちをかこうとした。

しかし、私は所詮先生の一生徒。好きって言っても困惑させるだけだし、やめよう。

そう思いとどまって、書くのをやめた。