先生と私

田中先生は人気者。

生徒からも先生からも好かれている。

いつも周りには女子がうろちょろしていた。

当然私だけが名前で呼ばれていることに周りは黙っていない。

それでも田中先生はほかの人を名前呼びにしたり、私のことを苗字で呼ぶようなことはしなかった。

そのことは凄く嬉しかったし、特別感で溢れていた。