あれから9年


あの桜の下で私の恋は始まった


「音羽」

「和也」


私は和也と今この高校で働いている


「音羽のこと一生かけて幸せにする
 だから俺と結婚してください」


キラキラと光る石のついた指輪


プロポーズされるなんて


「私でよければこれからは夫婦としてよろしくお願いします」


この始まりの桜の下でまた始まりを告げられる


きっと9年前の私は想像出来ない


これから始まる幸せいっぱいの生活

今までつらかった分幸せはやってくる


これから先、もっと幸せな未来が待っている

        
                      end