***
何時間も経った。
ショックを受けすぎたせいか、よく覚えていない。
葬儀のことなど、色々言われた気もするが、子供で、ましてや小学校から学校に行ってない私が、その内容を理解できるはずもなかった。
海光のほうがしっかりとしていた。
悲しみが一段落つくと、涙をぐっとこらえ、東京に住む叔父に連絡させてくださいと言い、会ったこともない叔父を頼ることになった。
電話でおばあちゃんの亡骸を処理してもらった。
私は叔父の指示で書類など、書くことしかできなかった。
気がついた時には、もう日が暮れていて。お腹がすいたとか、そういう気持ちは一切なかった。
海光と一緒に外へ出た。
傘一つ持っていないのにも関わらず、外はバケツをひっくり返したような雨が地面を叩きつけている。
それは枯れない私の涙と同様。
海光も真っ暗な空を眺めながら、ため息をついた。
バチバチと激しく地面に叩きつける音の方向を見つめる。
はね上げるそれは、まるで星屑のようだった。
汚い星屑。
私の傷ついた数だ。
これからも永遠に降り続ける。
あと何回傷つけばいい?
あと何度失えばいい?
何時間も経った。
ショックを受けすぎたせいか、よく覚えていない。
葬儀のことなど、色々言われた気もするが、子供で、ましてや小学校から学校に行ってない私が、その内容を理解できるはずもなかった。
海光のほうがしっかりとしていた。
悲しみが一段落つくと、涙をぐっとこらえ、東京に住む叔父に連絡させてくださいと言い、会ったこともない叔父を頼ることになった。
電話でおばあちゃんの亡骸を処理してもらった。
私は叔父の指示で書類など、書くことしかできなかった。
気がついた時には、もう日が暮れていて。お腹がすいたとか、そういう気持ちは一切なかった。
海光と一緒に外へ出た。
傘一つ持っていないのにも関わらず、外はバケツをひっくり返したような雨が地面を叩きつけている。
それは枯れない私の涙と同様。
海光も真っ暗な空を眺めながら、ため息をついた。
バチバチと激しく地面に叩きつける音の方向を見つめる。
はね上げるそれは、まるで星屑のようだった。
汚い星屑。
私の傷ついた数だ。
これからも永遠に降り続ける。
あと何回傷つけばいい?
あと何度失えばいい?



