いつの頃からだろう。
ミルクティーが大好きになったのは。


紅茶もたまに飲むけれど、幼い頃はココアが一番大好きだったのに。


中学受験の時、母が、私のお弁当のために、ミルクティーを作ってくれた。
牛乳の苦手な母が、頑張って作ってくれた。
雪の降る、寒い日で。
飲んだら甘くて、幸せな気持ちになれた。
母は、大学受験にも、ミルクティーを作ってくれて。
私にとって、愛されてる、大事にされていると感じることのできる、魔法の飲み物かもしれない。


今は、一番好き。


お気に入りの茶葉で、コトコト煮込んで作り始める。
心を穏やかにしてくれるの。
恋愛にも、仕事にも。
疲れた身体を癒してくれるの。自分にも、他人にも、優しくなれる。


明日からまた新しく生まれ変わるために。