「あ、隣いいですか?」
「あ、うん!大丈夫だよ~!」
「私さ、地元田舎だから結構こんな都会な学校ビビってるんだ、、
だから声かけてくれてめっちゃうれしい(笑)
私、朝間 優(あさま ゆう)!
よろしくね!」
「優ちゃんかぁ。かわいい名前だね!
私山辺 莉那(やまべ りな)っていうの。
こちらこそよろしくね。」
優ちゃんはりことは対照的なタイプの小柄な子。
髪の毛ふわふわだしお人形みたいに目はくりっくりだし可愛い感じ。
だけど、うん。なんか彼氏とか絶えずいそうなタイプだなぁ。
「りなちゃん、履修登録とかもうやった?」
「あー、まだ。私機械音痴だし何とっていいかとかも全然わかんないしまだ白紙のままだよ(笑)」
「そっかぁ。私ね、サークル勧誘みたいなところでさっき声かけてくれた人が同じ学部の人っぽかったから、これ終わったら会うんだけどよかったらりなちゃんも一緒に来ない?」
サークル勧誘ーー、
あ。
そういえばさっき講堂入る前に声かけてくれた人たちも履修登録がどうのこうの言ってたような、、
「あー、ごめん!せっかく誘ってもらったんだけど私もさっき同じようなこと言われてさ(笑)一応そっち行ってみるね。」
「そっかそっか(笑)
すごいいっぱいいたもんね(笑)
じゃあLINEだけでも交換しない?履修決まったらまた連絡したいし!」
「うん!しよしよ!」
履修登録口実にサークル勧誘とか、なんか親切なんだか強引なんだか、、
大学生ってやっぱりチャラい、のかな。
でもなんだろ。
さっきの人の声が顔が頭から離れない。
なんなの、なんか胸がキュッとする。