「優くん。」 「え!あ、はい!」 「はじめて名前で呼んじゃった。」 あの日と同じ笑顔で笑う。 怖すぎる。 こんな非現実的なことが起こるなんて。 「お盆が終わるまででいいの。 私と付き合って下さい!」 告白の時と同じように榛名美琴は、直角に頭を下げた。