十人十色恋模様

「いいと思う?じゃあ、早速メッセージ送って誘おう!」


双葉は嬉しそうに宇月のそばに行く。


俺の意思は関係なく話が進んでいく。


これが双葉じゃなかったら、俺のことを考えろ!と口を出しているところだが、もう分かりきった幼馴染の行動に口を出さない。


甘いな、俺。


結局彼女の行動を許している。


惚れた弱みってやつかな。


「なんてメッセージ送るんだ?」


俺も宇月のそばに行き、彼が送るメッセージを見守ることにした。


というのが30分前から今までの話。