十人十色恋模様

「そう!……あれ?」


なんで三条のこと知ってるんだ?


知り合いではなかったはずだけど。


あいつも木山さんってどんな子?って聞いてきてたし。


「三条と知り合いとかですか?」


「いいえ。さっき知り合ったばっかりです。ここで待っててほしいって言われて……。あの、三条くんがどうかしたのですか?」


木山さんの言葉を聞いて俺は気付いた。


というか悟った。


俺を待たせ、木山さんを待たせ、玄関で鉢合わせるように仕向けたあいつの思惑が見えた。


「あー……。はめられたな」


「え?」


はめられたのは確実だが、とりあえず本人から話を聞かないと。


「あの、三条との一件、詳しく聞いてもいいですか?」


「はい……」


とりあえず、木山さんの話を聞くことにした。