十人十色恋模様

否定的な言葉を言われるに決まっている。


海斗くんの顔を見るのが怖い。


「里緒」


彼はもう一度私の名前を呼ぶ。


「……な、何」


私は俯きながら返事をした。


「なぁ。顔上げなよ」


「こ、このままでいいでしょ?」


「いいから上げろって」


「私に何か言うことあるんでしょ?聞くから言って」


上げられない。


顔が見れない。