十人十色恋模様

「海斗くんに好きな人ができて、彼女が出来たとしても、私は海斗くんが好きだと思う」


海斗くんは絶対に困っている。


迷惑だと思っている。


それなのに私は彼にまた好きだと言った。


返事なんてわかりきっているのに、ほんと性懲りも無く彼を好きという。


「……里緒」


彼が私の名前を呼ぶ。


抱きしめていた腕の力を緩めるが、私は彼の顔が見れなかった。