「可愛いよね!うさぎさん」


「うさぎって言うよりは、はしゃいでいる双葉が可愛い……」


「え?可愛い?仁くん、今……」


「何?何かあっ…………い、今俺っ!!」


ドバっと冷や汗が流れる。


心の中で思っていた事が口に出ていた気がする。


口を手で覆うも時すでに遅し。


今この瞬間だけは時間よ巻戻れと願わずにはいられなかった。