そんなこんな考えていたら、翔太が話しかけてきた。


「なあ、美咲。」

「どーしたん?翔太」

「今日いつもの場所に来てくれ、」
「相談したいことがあるんだ」

「了解、早く来てね?」

「おう」



"いつもの場所"

それは、私と翔太しか知らない場所。



私の家と翔太の家は隣。

でも、その間にちょっとした隙間?通路?があって

歩いて行っても行き止まりだから、

誰も通らない。

そこを私と、翔太の"いつもの場所"

と呼んでいる。