な、なんで仕事が倍に…?



だって、波が入ってくれるんだから、仕事はいつもより少しは減るはずなのに…




「り、理不尽だ…」



「これは決定事項だ」



むっ…



私は謙を睨んだ



謙は知らん顔で窓の外の景色を見ている



うぅーーー…!!



「先輩…俺、これで帰りますけど…」



「うん…でも、明日からちゃんと生徒会に顔出してね。波はもう生徒会の一員だから…」



「………はぁ…」



波は最後に重たい溜息を残して、生徒会室を出た



な、なんて反応…



何かやっぱり生意気になってない!?



ねぇ!!



全然可愛くねぇー!!






私は1人、生徒会室の隅で落ち込んでいた