「はいっ、逃がさないでくださいね。この子、何故か逃げ足だけは速いので…」
私は波をロープでグルグル巻きににして、畠君にお願いした
昔から、運動は駄目だけど、何故か私から逃げる時だけ速いんだよ
「なみみん、あまり乗り気じゃなさそうだけど…」
「まさか!乗り気じゃないなんて、だって私がいるじゃないですか」
「だから、いやなんじゃないの…?」
「そんなはずないですよ!昔からどっか行くと、必ず後ろについてくるんですよ!!」
ビクッ
い、いきなり後ろから殺気が…
でも、今後ろ振り向いたら絶対殺される
だって、怒られている理由がわからないもの
やっと、謙の殺気が気付いたつぐみ
その時、畠君と波が帰ってきた
「どうだったー?男だったー?」
「確かめなくても、男ですよ…」
畠君は完全に呆れている
波はもう慣れてますって顔

