放課後!?んな馬鹿な!!
私は周りを見た
…確かに、誰もいないし、夕日が眩しい…
じゃあ、私授業中ずっとこうだったのか?
「でも…テスト…」
「そんなに不安なら俺が見てやる」
「あぁ!!」
謙が私のテストを取って、点数を見た
あぁぁっぁーーー!!
私はつい耳を自分の手で塞いだ
嫌だ嫌だ嫌だーーー!!
聞きたくない、聞きたくない!!見たくもない!!
「心配することはない。ほら、奇跡的に78点だ」
やっぱ…駄目だった…って…
「78!?」
「そうだ、ほらっ」
謙からテスト用紙を返してもらって、ソーッと見たら、なんと本当に78点という奇跡的な数字
ほ、本当に?
私はゴシゴシと目を擦った