すぐに怒鳴られると承知だったのに、怒鳴り声が聞こえてこない
私は恐る恐る顔を上げると、そこには優しい顔をした謙さんの姿
ドキッ…
あ、悪魔のくせにそんな顔、反則だよ…
顔が絶対赤い…だって、熱いもん…
そんなの気付かれたくないから、私は謙さんの胸に顔を押し寄せた
あれっ…?
この感覚どっかでなかったかな…?
た、確か…
私はそのとき、頭の中でなにかの糸が切れたような音がした
あ、あれ…?
れれれれれれ?
「あっ!!」
ゴッ
私が勢いよく顔を上げたせいか、頭が机にぶつかった
「いった~~~!!」
「…」
「ちょっと、謙!!今、馬鹿とか思った?ねぇ!!」
私は謙を揺すった

