瞬く間に消えていった黄鳥先輩
二人の間は無言…
ど、どうしよう…超気まずくなちゃったじゃん!!
譲はチョコをジッと見たまま、何も話さないし…
本気でヤバイ状態なんですけど…
オロオロになる私
すると、いきなり謙がこっちに近づいてきた
えぇー、えぇー
余計あたふたする私、どうすりゃいいのだよ…
コツンッ
頭を小さく突かれた
「はっ…?」
「バーカ」
なっ…馬鹿って…
反抗しようと思ったけれど、謙の後姿を見てやめた
てか、赤くなりすぎだってーの!
謙の顔が耳まで赤くなっていた
それで満足だし、喜んでくれてよかった…
十分に心が暖まった、やっぱ好きな人がいるバレンタインはちょっと違うなって思う瞬間であった