もう最悪な気分だよ…
真っ黒になるし、ケーキも焦げたし…
なんか怒る気も失せた
「つぐみん、お風呂に入ってきなよ。そのままじゃ絶対黒いから」
「そんなことわかってますよ…」
もう全身が焦げ臭い…
私は黄鳥先輩に案内され、お風呂場に着いた
「ごみぇんね…やっぱり、ことりんには料理なんて向いてないよね…」
「な、慣れれば大丈夫ですよ。それより、どうしますか…?チョコ?」
もうあのキッチンは使い物にならないし…
さっきの真っ黒な煙のせいで部屋中が真っ黒
清潔感なんて欠片もなくなってしまった
「…もういいよ。市販のチョコ買うし。いつものことだもん」
黄鳥先輩は目を伏せながら小さく呟いた
そっか…
いっつも失敗してるから、市販なんだ…
好きな子にはやっぱ手作りがいいよね…
乙女心に同情する私

