私は必死にホチキスで資料をまとめているのにっていうのに…
さてと…
トイレにでも行ってきますか…
私が立ち上がった瞬間…
バシャッ
はっ…?
水が降りかかってきた
えっ!?
どうして、部屋の中に雲があるわけじゃあるまいし…
「つ、つぐみちゃんごめん…」
原因はすぐわかった
目の前に花瓶を持ちながら、ビクビク震えているゆんちゃん…
横にはまだギャーギャー騒いでいる二人…
たぶん、花瓶の水を変えようとしたゆんちゃんに黄鳥先輩がぶつかったんでしょう…
「す、すぐに服着替えなきゃ…私、ジャージとタオル持ってくる!!」
「あっ、別にだいじょ…」
『大丈夫』と言い終わらないうちにゆんちゃんが生徒会室から出て行ってしまった
ゆんちゃんは悪くないのに…
悪いのは…

