黄鳥は首を傾げた
「あぁ、つぐみの場合は喧嘩をしたら忘れるんですよ」
「へっ…?どゆこと?」
「つまり、つぐみはですね喧嘩をすると人格まで変わっちゃって記憶が全てないって感じですね」
「人格って…二重人格!?」
「いえ、二重人格ではないんですよ。喧嘩の時だけそういう性格になるんですよ」
「でも、今はなってないよ?」
「それはつぐみのイライラが頂点に達していないからですよ。つぐみの体内にはいっつもイライラレーダーというものが含まれてるんですよ。もしそのイライラレーダーが満タンになったらつぐみは喧嘩モードってことになるんですよ」
「へぇー…。変なレーダー」
ドンッ
黄鳥とめぐみがそんなことを呑気に話していたら、いきなり校庭から大きな音が聞こえてきた
みんなが一斉に振り向くと、そこにはつぐみと地面に座り込んでいる朱鷺の姿だった
「あっ♪喧嘩モードのつぐみです」
「なんで喜んでるの?」
正門近くに立っているつぐみはいつものつぐみではなかった

