こんなことで騙されるやつはそういないが…
「ご、ごめんね、つぐみ。私そんなつもりじゃ…」
めぐみは単純だからすぐに騙される
よかった、めぐみが単純で…
「で、めぐみいつまでこっちにいるの?休み明けにはあっちに帰るんでしょう?」
「ううん、帰らないわ。ずっとここにいる」
・・・・・はっ?
めぐみさん、今何と…?
めぐみはお茶を呑気にまた一口飲んだ
「な、なんで…?」
「だって、あそこの女子高に先生ってカッコいいって噂で入ったのに、期待はずれ。だから、もういる意味なくなちゃった」
めぐみがあっさり言った
そんな理由で…?
そういえば、めぐみ最近、彼氏欲しいってメールで話してたな…
「ふーん…じゃあ、どこに転校するの?」
「んー?そりゃあ、もちろんつぐみの高校よ!」
「そりゃそうかー」
私たちは笑いあった
って…えぇぇぇ!?

