うーん…うーん…
あっ!
「友達のお兄さんだよ!」
「お兄さん?なんで、つぐみの友達のお兄さんがつぐみをおんぶしてるの?」
「私が友達のうちのクリスマスパーティに行ってね。足挫いちゃって先に帰る事にしたんだけど、歩けなくて、だからそのお兄さんにおんぶしてもらって、帰ってきたの」
「ふーん…」
納得したかな…?
私はヒヤヒヤしながらめぐみの反応を待った
「それって…本当?」
めぐみが顔を近づけて聞いてきた
なんで、こんなときにだけ勘が鋭いのよ
「ほ、本当だってば!私がいつめぐみに嘘ついたことある?」
「そのもの自体が嘘ね」
うっ…
「酷い、めぐみ…私の事をそんな風に見ていたなんて…」
私はわざと目に涙を溜めて、めぐみを見た

