生徒会長をぶっ飛ばせ!~セカンド・マッチ~




うーん…うーん…



あっ!



「友達のお兄さんだよ!」



「お兄さん?なんで、つぐみの友達のお兄さんがつぐみをおんぶしてるの?」



「私が友達のうちのクリスマスパーティに行ってね。足挫いちゃって先に帰る事にしたんだけど、歩けなくて、だからそのお兄さんにおんぶしてもらって、帰ってきたの」



「ふーん…」



納得したかな…?



私はヒヤヒヤしながらめぐみの反応を待った




「それって…本当?」



めぐみが顔を近づけて聞いてきた



なんで、こんなときにだけ勘が鋭いのよ



「ほ、本当だってば!私がいつめぐみに嘘ついたことある?」



「そのもの自体が嘘ね」



うっ…



「酷い、めぐみ…私の事をそんな風に見ていたなんて…」



私はわざと目に涙を溜めて、めぐみを見た