だから、性格も卑屈でいつしか笑わなくなった。

親戚にも邪魔物にされて、今は独り暮らし。

あたしは、なにもしてないのに。

って、思うけど仕方ない。

そう思って、高3になった。

いつも通り、あたしは一人で。

「琴ちゃんだよね?

私、原 愛莉【はら あいり】って言うの!

よろしくねー!」

なに、この子。

髪はミディアムで、目がくりくりしててほっぺもぷくってして、唇もプルプル。