「何でっあたしなの?!

殺人犯の子供はあたしじゃなきゃダメなの?!

癌になるのはあたしじゃなきゃダメなの?!

あたし、何もしてないじゃんっ!」

枯れるほど泣いた。

そしたら、自然と前を向けた。

あと、3ヶ月。

悔いのないように生きなきゃ。

せめて、愛莉と拓真くんをくっつけなきゃ。

それだけでいい。

二人には、幸せになってもらいたいの。