それどころか、意識がだんだん遠くなった。

「…白鳥さん! …さん! …さ、ん」

いつのまにか、意識が飛んでいて。

目を覚ましたのは2時間後。

6限目の途中だった。

「んっ。 …あれ?」

ここは、どこなんだろう。

「あ、白鳥さん。

目を覚ましたのね?!

ビックリしたのよ! 大丈夫?」

「えっ、あ、はい。」

ああ、そうだあのとき体制崩しちゃって。