「あ、そうだ!今日ね同じ店舗の千代子さんって人にランチ付き合わされたんだけど…」
「っ…!」
吹きだすとこだった!
いま一番敏感になって名前だす?ふつう…
「でね、千代子さんがお弁当の…」
っ!だから、それ聞きたくない
「リモコン取って!!」
「え、はい。」
本当は要らないけど…
貰ったリモコンで適当にチャンネルまわし、テレビに集中する
「ねぇ、聞いてる?」
「聞いてない!」
「なんでー、聞いてよ!!」
口を尖らせてそう言ってくる三村くん
・・・っもう!!
「三村くんのつまらない話なんて聞きたくないから!!」
そう言って、そっぽを向く
全然かわいくない、私…
千代子さんみたいにスタイル良くて綺麗でもない私が、性格まで悪いなんて最悪じゃん…
なのに、この人は_
「どうしたの?なんかあった?」
そういって、心配そうに手を伸ばしてくる・・・
でもっ・・・。
「っ!触らないで…!!」
パシッと私が払った手に驚いてる三村くん
優しくしないでよ
私のことなんか、なんとも思ってないくせに!!
「ごめん。私、洗い物してくる…」
私は、三村くんの食事を待たず立ち上がろうとする
